ブログお引越ししました!(2019.7.8)

アメリカで運転免許を取るための流れとアドバイス

こんにちは。

アメリカでは、都市部を除くほとんどのエリアでは車は生活必需品ですよね。

私が住むエリアは公共交通機関というのはバスしかなくて(しかもあまり治安が良いとは言えないのでできるだけ乗るのは避けるように言われています)車がないと買い物にも行けません。

国際免許を持ってきたけど、1日も早くアメリカの免許が欲しい!

そう思っていたけど、アメリカで免許をとるのも一苦労でした…

 今日は私がアメリカで運転免許を取るまでの流れをご紹介させていただきます。

これから取る方のお役に立てますように!

補足
こちらの記事は、私が前のブログで書いていたものを手直しして上げなおしたものです。前の居住地のテネシー州の内容になってしまいますが、基本的な免許センターの流れは同じだと思うのでざっくりと読んでいただけたら嬉しいです。

アメリカで免許をとるために

アメリカは州によってルールが違うので他の州のことは詳しくはわかりませんが…

私の住むテネシー州は、

『ビザなどでアメリカに滞在している居住者は、国際免許で運転できるのは1ヶ月のみ。それ以降はテネシー州の運転免許が必要』

というルールがあります。

州によっては日本の免許保持者は、筆記も実技もなくそのままアメリカの免許に書き換えられるところもあるらしいのですが(羨ましすぎる…)テネシーは筆記も実技も受ける必要があります。

なのでこちらに来て、駐妻先輩からは、過去問をもらいました。また、DMV(運転免許センター)に行くと、問題集のようなものをもらうことができます!無料でもらえるので、もらいに行くのもおすすめです!

それで勉強…。

ひたすら勉強。

で、試験を受けに行く。

運転免許の試験としては、筆記と実技。筆記に受かれば、その後実技試験を受けて晴れて免許取得となります。

必要書類

これを集めるのが大変なんです…これを集めるのに時間がかかって、免許をなかなか取りに行けないー、と言っている人をたくさん見ました。(私もこれが一番大変でした)

免許をとるのに必要な書類
  1. 身分証明書
  2. I-94
  3. 自分宛の郵便物2通(住所証明)
  4. SSN

私は身分証明書はパスポート、郵便物は銀行の残高証明とSSNが送られてきた時のものを使いました。また、SSNは持ってる人のみ持参でいいそうです。

自分宛の郵便物を2通揃えるのが一番大変で、友人は郵便物の代わりに会社に居住証明のようなものを書いてもらっていました。それでも問題なく受付されていましたので、どうしても自分宛の郵便物が揃わない場合などは、会社に相談してみるのもいいかもしれません。(おそらく領事館発行の住所証明でも大丈夫だと思いますが、これも免許センターに確認したほうがいいと思います)

MEMO
引っ越して州が変わった際に免許の書き換えをしに行ったのですが、SSNの住所は旧住所だったため使えず、自分宛の郵便物を集めるのが大変でした。結局、水道を私の名前で契約していたのでそれで問題なかったのですが、渡米してすぐは自分のクレジットカードなどもなくて契約できるものに限りがあると思うので、家の賃貸契約と銀行の口座は夫婦連名のもので作ることをおすすめします!

試験当日の流れ

「田舎のところの方が優しいよ」

とアドバイスをもらい、車で40分程度行ったところの、少し田舎のDMV(免許センター)に向かいました。

朝9時のオープンには並んでいたかったので、「忘れ物はできない!!」と思い、朝から緊張して向かいました(私は忘れ物がとんでもなく多いので…)

ナビで表示されたところは道の真ん中でしたが…そのちょっと先にプレハブみたいな建物がありました。

ほんとに小さなプレハブ小屋だったので、「ここかな…?」と、恐る恐る駐車。そのまま車の中で待っていると9時ちょっと前になると続々と人が…私も列に並び、待ちました。

DMVがオープンし、中に入ります。試験当日の流れとしては、このような感じです。

STEP1
受付
まずは受付を済ませます。「免許を取りにきた」と伝えると、まずは目の検査。文字を読み上げるものでした。目の検査をパスすると、番号札と申し込み用紙がもらえます。申し込み用紙に記入し、書類と一緒に提出して、自分の番号が呼ばれるまで待ちます。

MEMO
書類を確認してもらい、もし不備があればここで指摘されてしまうので、ドキドキのタイミングです…申し込み用紙は慣れない単語もあったりするので、わからないことがあれば記入せずに書類を提出する時に聞いてから記入する方がいいかもしれません。無事受理されれば自分の番号が呼ばれるまで待つことになりますが、これが時間かかる!私は5番目くらいの受付でしたが、30分は待ちました。

STEP2
筆記試験
自分の番号が呼ばれたら、筆記試験を受けます。筆記試験は指定された番号のパソコンで受験する必要があり、筆記試験会場には何も持ち込むことができませんでした。私は友人と一緒にいたので、友人に荷物を預けることができましたが、ひとりで行く場合などは車の中に荷物を置いてくるなど対策をする必要があると思います。
MEMO
筆記試験は、希望すれば日本語で受験することができます。日本語で受ける場合は受付の際に「日本語で受けたい」ということをしっかり伝えましょう!私は日本語で受験しましたが、Google翻訳をかけたような少しおかしい日本語でしたが、意味はわかる程度で特に問題はなかったです。
STEP3
仮免許発行
筆記試験を無事に合格すると、その場で$28払うと仮免許を発行してもらうことができます。これは1日で実技試験まで終わらせられる場合は必要ないですが、時間がなかったり、同日中に実技が受けられない場合は発行してもらうことをおすすめします。仮免許はざっくり言うと日本と同じように「隣に免許を持っている人を乗せていれば運転していい」免許証です。仮免許でも年齢確認などの際には使えるので、便利でした。私は「今日はスタッフが少ないから路上試験やってない。」と言われてしまい路上試験を受けることができなかったので、仮免許を交付してもらい、一旦帰宅しました。
STEP4
路上試験
路上試験を受けるには、Web予約をして行くか、当日朝、予約なしでDMVに行って空き時間に受験させてもらうかの二択です。ただ、Walk-inで行った場合、私のように「今日はやってない」と言われたりすることがあるので、個人的にはWeb予約をおすすめします。Web予約だと2〜3週間先になり、時間がかかってしまいますが、確実です。
MEMO
路上試験の際の受付も、筆記試験とほぼ同じです。筆記試験の際に提出したものと同じもの+仮免許を、受付に提出します。
 
STEP5
免許ゲット
路上試験をクリアしたら、仮免許の時と同じく$28を払って紙の免許証をもらいます。本物の免許証は後日郵送されます 。だいたい2週間で届きました!
路上試験でやったこと
路上試験に出る前に、試験官から路上試験についての注意書が書いてあるプリントをもらいました。そのプリントに自分の車のナンバーや色、型番などを記入して待ちます。とても簡単な注意事項でしたが、そこには

・車は前向き駐車で

・ウインカー、ワイパーなどを確認します

と書かれていました。実際に試験官がきて、まず自分だけが車に乗り、外から試験管に指示されながら、ウインカー、ワイパー、ハザード、ブレーキなどを操作します。その後試験官と共に路上へ。「日本で運転していたのか」と聞かれ、イエスと答えたからか、DMVの周りをぐるっと一周、左折2回で路上試験は終了。あっという間でした!

気をつけたいこと

  • 筆記試験と実技試験が同日に受けることができるのは、とてもラッキーな場合のみで、基本的には別日になると思ったほうがいい。
  • 過去問(過去に受けた駐在員たちの口コミ的な問題集をいただいていたので、それで勉強していました)の内容とはかなり異なった問題も多かったので、試験勉強としては州で配っている運転教本を読んだほうがいい。  (免許センターに無料でたくさん置いてありました)
  • 英語に苦手意識がない方は英語で受けた方がいいかも。                         (先ほど「特に日本語で受けても問題なかった」とお伝えしましたが、たまに変な翻訳のせいで全く逆の意味になり不正解になってしまうことがありました。また、教本は英語なので、英語のまま覚えてしまった方が簡単だったな、と個人的には思います)
  • 仮免許は1年間有効ですが、隣に免許を持っている人が乗っていないと無効なので注意が必要。また、夜間早朝は同乗していても運転禁止なので注意!
  • 「日本の免許があれば大丈夫」という認識の方もいるようですが、そんなことはないのでできるだけ早く免許を取ることをおすすめします。       (シカと衝突してポリスレポートを作ってもらうために警察を呼んだら、国際免許しかなくて揉めたケースもあるそうです。地元の警察官の方の多くが、国際免許についての知識がなく、揉めるケースが多発しているという話も聞いています)

私が実際に試験を受けて感じたことは、「試験官によって全然違うじゃん!」ということです(アメリカあるあるですね)

私が行ったDMVは田舎だからかとてものんびりしていましたが、試験官たちも優しくてリラックスして試験を受けることができました。しかし多くの在米の方に話を聞くと、「DMVが一番大変・・・本当にストレス…」という声も多く聞きます。

「電話で確認した時は大丈夫って言われたのにいざDMVに行くとNOと言われた」という話もよく聞きます。

自分ではどうしようもないですが、もし電話で確認した場合は必ずその人の名前を聞き、その人宛に行くことをおすすめします。私は「言った言わない論争」になるのが嫌なので、無駄足覚悟で直接突撃するようにしています。

免許をとるまでは色々と面倒くさいですが、とってしまえばIDとして使えるのでパスポートを持ち歩く必要もないし(ほとんどの駐在員のビザステータスだとReal IDにはならないと思いますが)何よりも一人で運転できないままだと行動範囲が狭くて困る!(特に私のような田舎者には)

州によって細かいところは違ってくると思いますが、このブログを読んで、これから免許を取らなきゃいけない…でもどうやったらいいのー!となってる方のイメトレになればいいなと思います!(最後にイメージ画像で私の免許証を。ほぼモザイクで意味なし…)

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